自己肯定感ってそういうことか

自己肯定感についての本生きることと自己肯定感を読みました。


なんかエリートほど精神が脆い気がしていて不思議でした。だってエリートほど褒められて褒められて生きてきたはずだから自信ありそうでしょ。でも、能力高いのになんか怯えていて、必要もないのに攻撃的な人が一定数いるような気がしてならないわけです。


しかし、それが本を読んで分かりました。


その子の特性や能力を褒める、うまくいった結果を褒める、をやりすぎるとだめらしいです。「ああ、できる自分は愛されるけど、、できなくなると捨てられる」という風に子供は思うらしいです。だから、「頑張った」とか「考えて工夫した」とかいうプロセスを認めてあげるのが大事なんだって。確かにアドラーも「褒めるな叱るな」と言ってるのはそういうことか!とハラオチ。「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を5回くらい読んでるのですが、ようやく意味が理解できた気がします。


「すべて失ってもなんとかなるわい!おいらは大丈夫だい!」ってのが自己肯定感なんですって。まさに土台の部分です。エリートは多分、真の自己肯定感は低いんです。高い能力を褒められることで、能力ない自分は何もないという風に土台部分の自信を失っていったのではないかと。だからなんか怯えていて攻撃的だったり、失敗に弱かったりするんだろうな…


人と比べるのは本能なんで、社会に出れば比較はします。でも必要以上に比べ過ぎな世の中だなあ…と思います。みんなで自己肯定感を削り合ってるような…しかも言われたらすぐに真に受けて掴みかかる感じにも違和感。。それって、意地悪な子におちょくられたらすぐに怒ってしまう子供みたいな振る舞いでは?


こんなに豊かな時代なのに、十分あるから、これ以上何もいらないって思えたら、どっしり構えて何言われても、言いたい奴には言わせとけーって余裕がうまれそうなんだけど…


どこまでも、お金や人気や名誉を求めるのは不幸の始まりかもしれない…


『おとぎ話の王子でも〜昔はとても食べられない〜アイスクリーム♪アイスクリーム♫』を毎日食べられるだけでも相当恵まれてるはずなのになぁ…今ある幸せに気付けない限り幸せもこのままで大丈夫っていう自己肯定感もうまれないんじゃないのかな…