環境問題と資本主義でモヤってたけど整理がついた

斎藤幸平さんの本を読んで、
 「環境破壊がやばい
  儲けながら環境を守ることは
  出来ないんじゃないか
  資本主義はもうだめなのかな」
って思い始めてました。


実際、先進国でさえ洪水が多発しているし…
「とはいえ、脱成長ってできるのか?」
って思ってずっとモヤモヤしていました。


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先日見たテレビでは、
社会主義の国と言っても、苛烈な競争にさらされていて。
食えるかどうかの大問題なので
国のトップを村に招聘するために村人が必死になっていて。
トップが認めたものは展示施設が作られて商品化されて、
インフルエンサーがネットショッピングで売っていて。
もうめっちゃ資本主義なのよ、そこは。


政府に価値を提供すれば、村は潤うので、
国民はみな政府に対する価値を
最優先に考えて努力していた。


これって
「政府にとっての価値=国民にとっての価値」


となっているかどうかがめっちゃ大事じゃんか、
って思って、うーーーん となってました。


結局、招致合戦ってオリンピックと一緒で
特定の組織が決めるってやり方は誰がやっても
汚職が横行するやり方なんだろな、って思うし。


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一方で、木下斉さんの話を聞いていると
健全に儲けることができれば、
地方も補助金に頼らず活性化するし
人々はやりがいをもって生きていける。
なんといっても、国や自治体の補助は
永続的続けたら破綻するわけで。
儲けることはとても重要だと思って。


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そして、澤円さんの
・社会に価値を提供して儲けるのがビジネス
・社会に価値を与えずに儲けるのが犯罪
と言う言葉で、モヤモヤが晴れた。


資本主義は消費者に価値を提供する人が潤う
社会主義は政府に価値を提供する人が潤う


結局、人は生活が潤うことに対して努力する。
どっちにしてもお金が動機付けなんだよな。


それだったら、
資本主義の「消費者に価値を提供する人が潤う社会」の方が
一般市民にとってメリットがあるな、と思い始めた。


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資本主義であったとしても
力のある企業は、消費者が馬鹿だと見くびってきて
色々ずるいこともしてくるので、
消費者はいつも賢くあらねばならないな、と思う。


環境破壊は一般市民にとって、
とてつもなく害があることだから
それを理解して安いだけに飛びついちゃいけない


でも、お金が動機付けになっている社会で、
「環境<お金」で消費者も行動してきたから
こんなに環境がおかしくなってしまった。
環境破壊は企業と消費者の共犯なんだよね。


環境を破壊しながら、それを見えないようにして
こんなに価値を提供してますよ、って企業には
NOを示さないといけない。


斎藤さんの本のすべては支持できないけど
環境問題はお金より重要な問題だと提示し
先進国がグローバルサウスの国々の人を
踏みにじって豊かになってきたことを明るみにし、
それに多くの人が賛同しているのは
大きな成果だよな、って思った。


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ということで、賢い消費者になろう!
それが私のできることだ