自己犠牲の危険性

母親は子供のために自分を犠牲する、確かにそういう局面はあります。乳飲み子が泣いてるのにお化粧して遊びに行きまくってたらキツイです。娘時代のような暮らしはできなくなり、我慢することが増えるのは確かです。


ただ、それがずっと続けられるかというとそれも違うと思うのです。子供はずっと赤ん坊じゃないのです。母親だって人間です。子供が小さいうちは我慢できても、それを10年20年まではできない。母親にも人生があるから。


でも、それを世間は期待していると感じますし、母親自身もそうすべきと刷り込まれていると思います。私の母親なんかは典型的な専業主婦で、私を置いて遊びに行くことなんてありませんでした。なので、私が旦那と交代で自由にしていると驚くようです。だから「夫婦でデートしたいから子供を預かって」なんて絶対に頼めません。ホントは外国みたいにたまには大人しか行けないところに夫と行きたいです…


「母親が我慢したって、夫や子供には良いことはあっても悪いことはなかろう」って世間は思ってるかもしれないですが、そんなことはないと思います。「こんなにしてあげてるのだから感謝してほしい」っていう気持ちがどうしてもわいてきてしまうから…そんな人と暮らすのはしんどいし、本人もつらいはず。


理想の母親像に縛られないで、自分の為にも生きなくてはいけません。母親は一家の太陽なんです。きっと。