着たい服も分からないなんて…

うちは教育ママの過干渉ママだったので、息苦しいほど、ああしろこうしろと
言われて育ったように思う。


全ては私のため…? うーん、お母さんの見栄のためもあったと思うし、
専業主婦としてはそこで頑張るしか評価される手段がなかったのかなとも思う。
お母さんはお母さんで、辛い思いしていたんだろうと今ならわかるし、
「お母さんも頑張ってたんだね、えらいね」という心境になっている。


でも、私はずっとお母さんにとってのイイ子であろうとしてきたし、
さらに自分も母親になると、あきらめないといけないことも沢山あるし、


もう私、自分が何したいのかよくわからない、、


という状態になってしまった。
「もうすっかり、ええ大人ですのにねぇ…自分の気持ちも分からないなんてねぇ…」
と脳内のおばちゃんキャラが言っている(笑)


で、何か決断するときに、
 ・ふっと何か「こうしたい」ってのがよぎって、
 ・なんか脳内でそれを一瞬で否定して、
 ・うーん、結局何にしようかな~
と悩むプロセスがあることに気づいた。


あ、これや!これが自分の気持ちを抑えてる瞬間じゃんか!
で、さっそくやってみた。


服を買おうと思ってネットを見てるとき、目に留まったふんわりした明るい色のスカート。
「お、これ素敵!」
→「いや、でも私には派手じゃない?だってほかの服とも合わないしねぇ。」
→「これはモデルさんが着てるからいいのよ。庶民には派手過ぎるわ。」
→「うーん、何にしよ…」


これだー!!私はこのちょっと派手なふんわりスカートを着たいんだよ。
で、散々迷ったんだけど、買いました。
気に入らなければ返品すればえーやんか。


で、着てみたら、なんのことはない、普通にイイ感じ!
別に派手じゃない。(てか普段地味すぎるだけだよ…)


着たいと思ったものを着る、食べたいと思ったものを食べる、寝たいと思ったら寝る、
そういうのママになると全部我慢しないといけない。
それで染みついちゃって、心の癖みたいな感じになって、
もう、自分の気持ちも分かんなくなってたんだと思う。


こういう小さな行動でも、自分の人格は取り戻していけるんだなぁとしみじみ思いました。